光回線とホームルーターはどっちがおすすめ?【徹底比較】

光回線

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自宅の通信環境を整えたいときに候補となる、ホームルーターと光回線。どのような違いがあるのかわからず、どちらを選ぶか迷っている人もいるのではないでしょうか。

今回はホームルーターと光回線を比較し、それぞれの特徴を解説します。どちらがどのような人におすすめなのかも説明するので、ネット環境を整える際の参考にしてください。

ホームルーターと光回線を4つの項目で比較しよう

ホームルーターと光回線にはさまざまな違いがあるので、特徴を詳しく確認することが大切です。ここでは、ホームルーターと光回線を4つの項目で比較してみましょう。

通信速度|光回線のほうが速い

ホームルーターよりも光回線のほうが、通信速度は速いといえます。

電波を使って通信するホームルーターに対し、光回線は光信号を用いて通信を行い、光の点滅で情報を伝える仕組みです。電気の変調によって情報を伝える従来の通信方法に比べて、高速で通信できます。

通信速度が速ければ、大容量のデータもサクサクと送受信が可能です。通信速度測定サイトをもとに、光回線とホームルーターの通信速度を比較してみましょう。

代表的な光回線の直近3か月の平均下り速度を見ると、2023年7月時点でeo光は726.43Mbps、NURO光は591.73Mbps、ピカラ光は474.52Mbps(参照:みんなのネット回線速度

一方、代表的なホームルーターの直近3か月の平均下り速度は、ドコモhome 5Gが190.54Mbps、SoftBank Airが79.0Mbps、Rakuten Turboが49.7Mbpsです(参照:みんなのネット回線速度

時間帯や使用環境が変われば通信速度も変わるものの、ホームルーターより光回線のほうが通信速度が速いと判断できるでしょう。

速度制限|ホームルーターは制限があることも

光回線は基本的に速度制限がありませんが、ホームルーターは速度制限が設けられていることがあります。

光回線は自宅に光ファイバーを引き込み、利用者ごとに1つの回線を割り当てる仕組みです。光ファイバーケーブルを複数の世帯で共有している場合は速度が遅くなることもありますが、基本的に速度制限がかかるケースはほとんどありません

一方のホームルーターは、電波で受信したインターネット回線を複数の利用者で共有する仕組みです。サービスの公平性を保つために、回線が混雑しそうになると利用者ごとに速度制限が行われることも。

たとえばWiMAXのホームルーターはデータ無制限とされていますが、公式サイトには一定期間内に大容量のデータ通信をすると通信速度が制限されると記載されています。

速度制限を気にせず使いたいなら、ホームルーターよりも光回線のほうがおすすめです。

月額料金|どちらも大きく変わらない

月額料金は、光回線もホームルーターもそこまで大きく変わりません。工事費用やキャンペーンによる割引などで月額料金は変動するものの、最終的に光回線もホームルーターも同じくらいの金額がかかるケースが多いといえます。

たとえばドコモ光を2年間定期契約すると、戸建ての場合は月額5,500〜5,940円、マンションの場合は月額4,180〜4,620円。一方ホームルーターのhome 5Gプランを利用した場合は、月額4,950円です。

一般的にマンションなら光回線、戸建てならホームルーターのほうが安くなる傾向がありますが、そこまで大きな差はないといえるでしょう。

手軽さ|ホームルーターなら工事不要で設定も簡単

工事や設定にかかる時間と手間を考えると、光回線よりもホームルーターのほうが手軽です。

光回線は光ファイバーを引き込む工事が必要ですが、ホームルーターは機器をコンセントに差すだけでネットが使えます。工事が不要なので、速やかにネット環境を整えられるでしょう。

たとえば、光回線のソフトバンク光で工事が必要な場合は、申込み日から4日+最短6営業日以降で工事希望日を設定します。一方、ホームルーターのSoftBank Airは、支払い方法を登録してから最短2日程度で機器が配送されるので、より早くネットを利用可能です。

光回線の場合、無線で利用するためにはWi-Fiの設定も別途行わなければなりません。開通までの日数と開通後の設定の両面から見て、ホームルーターのほうが手軽といえるでしょう。

光回線が向いている人の特徴

光回線とホームルーターには明確な違いがあり、どちらを利用すべきかは人によって異なります。ここでは、光回線がどのような人に向いているかを確認しましょう。

インターネットを快適に使いたい人

インターネットを快適に使いたい人には、光回線が向いているでしょう。ホームルーターと比較すると、光回線のほうが通信速度が速く、通信が安定しています。

光回線であれば、グラフィックがきれいなオンラインゲームや、高画質な動画の視聴も快適です。web会議などでも遅延が発生しにくいため、ストレスなく会話できるでしょう。速度制限がかかることもほぼないので、たくさんネットを使う人にもおすすめです。

長期間契約する予定の人

長期間契約する予定の人には、光回線がおすすめです。

光回線のプランは、2年や5年のように契約期間が決まっているのが一般的。期間が決まっているプランは、無期限のプランよりも料金が安い傾向があります。

ただし期間の定めがあるプランは、特定の期間以外で解約すると違約金が発生するのがデメリットです。その点、突発的な引っ越しなどが発生せず、長期間契約する前提であれば、違約金が発生しないよう計画的に利用できるでしょう。

同じ回線を長く使おうと考えているなら、光回線の利用を検討してみてください。

家族で同時にインターネットを使いたい人

家族で同時にインターネットを使いたい人は、光回線を導入したほうがいいでしょう。

1世帯で複数人が同時に通信を行っても、光回線なら速度制限がかかることはほとんどありません。ホームルーターの場合は、一定期間にデータ容量を使いすぎると速度制限がかかる可能性があるため、家族でネットを使うなら光回線のほうがおすすめです。

光回線は工事完了までに時間がかかるものの、一度導入すれば複数人でスマホ・パソコン・ゲームなどを快適に利用できます。長期的な視点で通信の快適さを重視するなら、光回線を選びましょう

ホームルーターが向いている人の特徴

ホームルーターには光回線とは違ったメリットがあるので、人によってはホームルーターを選んだほうが満足度が高まることもあります。ホームルーターが向いている人の特徴は、以下のとおりです。

大容量の通信をあまり行わない人

大容量の通信をあまり行わない人には、ホームルーターがおすすめです。

ホームルーターは、一定期間に大容量の通信をすると速度制限がかかる可能性があります。頻繁に大容量のデータをやりとりする場合、不便だと感じることもあるでしょう。

その点、オンラインゲームや高画質動画の視聴を頻繁にしない人、標準画質の動画視聴やSNSの利用ができれば満足な人は、ホームルーターでも十分快適に使えると考えられます。

また、ネットの利用が少ない一人暮らしの人にもホームルーターが向いているでしょう。

頻繁に引っ越しをする人

頻繁に引っ越しをする人は、ホームルーターを選ぶとよいでしょう。

ホームルーターは手続きをすれば、引っ越し先でも引き続き使えます。光回線と違って工事が不要のため、ネットが使えない期間が発生するのを避けたい場合にもおすすめです。また、ホームルーターの多くは契約期間の縛りがなく、もし解約しても違約金が発生しません。

ただし、端末代金のキャッシュバックキャンペーンの適用対象から外れて残債の支払いが生じるなど、ホームルーターを短期間で解約することで損をするケースもあります。引っ越しの際は残債などの支払いもふまえて、解約するか引っ越し先でも使うかを考えましょう。

光回線の工事ができない物件に住んでいる人

光回線の工事ができない物件に住んでいる場合は、ホームルーターの導入を検討しましょう。

提供エリア外である、電柱が近くにない、河川や国道を跨ぐ工事が必要、管理会社から許可が下りないなど、さまざまな理由によって光回線の工事ができないこともあります。工事をしなければ光ファイバーを自宅に引き込めないため、光回線は使えません

事前に提供エリア内であることを確認してから申し込んでも、工事当日に光回線の工事ができないと判断されることもあります

自宅の通信環境を整えたいものの、事情によって光回線の工事ができない場合は、工事不要で使えるホームルーターを選びましょう

ホームルーターや光回線は特徴を比較して選ぼう

ホームルーターや光回線を選ぶ際は、各社の特徴を比較したうえで契約先を決めましょう

提供している会社ごとに、通信速度や月額料金などの特徴は異なります。ホームルーターと光回線のどちらを利用するか決めたら、会社ごとの特徴をチェックするのが得策です。

以下の記事では、おすすめのホームルーターや光回線をランキング形式で紹介しています。ランキング上位に選ばれた理由も確認できるので、通信環境の整備に役立ててください。

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